シソ科の新たな発見

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先日ゼミの調査のために、1人で荒川の河川敷に行ってきました

今回は簡単に言うと河川敷の植生の調査でした

運動場や広場が整備された河川敷ではなく、本当に本当に何も手入れがされていないような河川敷です(河川敷で合っているかわからない)

 

遮るものが何もない中で、この日の昼は風も日差しも強く、調査には全く適さない天候でした

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特に風は洗濯物が飛ばされるような強さで、砂埃は舞うわ、調査で使う巻尺も飛ばされるわで、踏んだり蹴ったりでした

荒地においては、くるぶし程度の草がポツポツと生えている場所もあれば、2m以上あるオギが足の踏み場もなく生い茂っている場所もありました

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↑まだ踏み場がある場所に生えていたオギ

オギが密集したオギ群落では道が存在していない(地図上にも表記がない)ので、背より高いオギをかき分けて自分で道を作るしかありません

この様子は"藪漕ぎ(やぶこぎ)"と呼ぶらしいです(教授談)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%AA%E6%BC%95%E3%81%8E

一度オギ群落に入ると360°オギの世界で、オギの他には空と太陽しか見えません

Googleマップの位置情報がなければ現在地がわからなくなっていたと思います

なんとなく途中で身の危険を感じて、奥まで進むのをやめて脱出しました

 

 

そんなこんなで見つけた植物の名前を、ひとつひとつ確認して調査を進めました

そこでバジルのような生え方をした葉っぱを見つけました

葉っぱの特徴を調べてみると、種名までの判別はできませんでしたが、シソ科の植物だということがわかりました

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バジルもシソ科の植物でした

帰宅して詳しく調べてみると、シソ科にはシソを代表としてミント、ローズマリーオレガノ、タイム、ラベンダーなどの、スパイスに使われる香りが高い植物が多いようでした(ラベンダーもスパイスに使われることがある)

https://www.sbfoods.co.jp/sbsoken/jiten/bunrui/03.html

今まで料理に使われるスパイスが何科なんて気にしたことがありませんが、シソの仲間が多いのは面白いですね

また葉っぱについても、シソ科にはどんどん小さくなる葉(幼い葉)を縦横縦横の順に2枚ずつ重ねるような生え方をする植物が多いとわかりました

そんな葉っぱを見つけたら、シソ科の植物と判別して良さそうです

あまり良い写真がなかったので、興味がある方は調べてみてください

 

タイトルにシソ科について新しい発見をしたと書きましたが、そもそも植物にそれほど詳しくないので、私がする発見はほとんど新しい発見だと思います